矯正治療の流れ

初診相談では、患者様のお悩みやご要望をお伺いし、矯正治療に関するご相談を承ります。歯並びの気になる点や治療の目標についてお話しいただければ、専門の医師が丁寧にご説明し、最適な治療プランをご提案いたします。また、治療の流れや期間、費用などについても詳しくご説明させていただきますので、ご不明点やご心配事があればどんな些細なことでもお気軽にご相談ください。初診相談は、安心して治療に進むための第一歩となります。

歯列矯正治療のためには、まず精密な検査が必要です。患者様の歯並びや咬合の状態を正確に把握するために、レントゲンや歯型などの検査を行います。これにより、歯の位置や骨の状態、歯列の歯と歯のかみ合わせなどを詳細に分析し、最適な治療プランを立てることが可能となります。精密な検査は治療の成功に欠かせない重要なステップであり、患者様の健康と美しい笑顔を実現するために欠かせません。

歯列矯正治療では、一人ひとりの患者様に合わせた個別の治療計画を立てることが重要です。初診時には、患者様の歯並びや咬合の状態、治療の希望や要望などを丁寧にお伺いし、それらを踏まえて専門医が最適な治療方法を提案します。治療計画は患者様のご希望やライフスタイルに合わせて調整され、治療の目標や期間、費用などを含む詳細な内容がご説明されます。患者様とのコミュニケーションを大切にし、共に納得のいく治療計画を策定することで、効果的かつ快適な治療を行うことが可能です。

歯列矯正治療中は、口腔内の清潔さと健康を維持することが非常に重要です。ブラケットやワイヤーが付いていると、食べかすや細菌が歯の周囲にたまりやすくなります。そのため、毎日の歯磨きやフロスでのお手入れが欠かせません。また、食事の際には、硬い食べ物や粘り気のあるものを避け、歯や装置にダメージを与えないように注意が必要です。定期的な歯科医院でのメンテナンスや清掃も治療の進行をスムーズにし、口腔健康を維持する上で役立ちます。治療中は特に口腔内の清潔さに気を配り、快適で効果的な治療を行うことが大切です。

正装置の装着と歯の移動治療が始まります。通常、矯正装置の装着後は3〜4週ごとに来院して調整を行います。治療中は虫歯や歯周病にかかりやすいため、口内の状態を確認しながら必要に応じてブラッシング指導やクリーニングを行います。

歯の動的処置が終了したら、装着されていた装置を取り外します。

矯正装置が取り外された後、歯が元の位置に戻るのを防ぐために、後戻りを防ぐための保定処置が行われます。保定装置と呼ばれる装置を装着し、歯並びや咬み合わせの安定を確保します。通院は数か月に1回程度となります。治療後の後戻りを防ぎ、歯周組織が安定するまで経過を見ます。歯周組織が安定した後に、保定装置を外し、治療は終了します。歯は一生動くものであるため、希望される場合には歯の裏に固定式の保定装置を装着することもあります。

当院では、治療や保定が完了した後も、希望される方には定期的な「メンテナンス（定期検診）」を受けていただけます。定期メンテナンスを受けることで、虫歯や歯周病のリスクを軽減するだけでなく、万が一後戻りなどのトラブルが起こった場合にも早めに対処できます。理想的な歯並びを長く保つためには、定期的なメンテナンスを続けることがお勧めです。

当院では、日本矯正歯科学会認定医の院長が、矯正治療を専門に担当しています。

矯正歯科治療は、単に歯を整えるだけでなく、顔のバランスや適切な咬み合わせを考慮した歯科治療です。患者様の状況や希望に合わせて、幅広い治療プランを提案しています。まずはカウンセリングでお気軽にご相談ください。