治療期間の短縮
光加速矯正
当院では、「光加速矯正(オーソパルス・オルソパルス)」を採用しています。この方法は、近赤外線光を用いて歯の周囲の組織に光を照射し、細胞のエネルギーを活性化させることで、矯正治療の進行を促進し、痛みを軽減します。矯正治療では、歯を支える骨や組織に圧力をかけるため、細胞の活動が一時的に低下します。しかし、近赤外線光を照射することで、治療を効果的に行う細胞のエネルギーを高めることができます。
歯科矯正用アンカースクリュー
歯科矯正用アンカースクリュー(ミニスクリュー)は、歯列矯正治療において歯の移動を効率的に行うために使用される小さなチタン製のネジです。このスクリューは、歯ぐきや顎の骨に直接埋め込まれ、固定源として機能します。これにより、特定の歯を正確に動かすことが可能となり、従来の矯正治療よりも効率的で効果的な治療が実現します。
アンカースクリューの利点には、治療期間の短縮や、従来の方法では難しかった複雑な歯の動きを実現できることがあります。施術は比較的短時間で、局所麻酔下で行われるため、患者様への負担も少なく済みます。矯正治療の精度とスピードを向上させるための先進的な技術として、歯科矯正用アンカースクリューは多くの患者様にとって効果的な選択肢となっています。
コルチコトミー(歯槽骨皮質骨切術)
当院では、「コルチコトミー法(歯槽骨皮質骨切術)」に対応しています。この手法では、歯槽骨の表面部分を一部切除することで、歯の移動範囲を拡大し、歯の移動時の抵抗を軽減し、治療を迅速に進めることが可能です。また、骨には復元力があり、回復過程で以前よりも強度が増す特性があるため、術後には歯槽骨が強化され、リテーナー(保定装置)の装着期間を短縮したり、歯の後戻りのリスクを軽減する効果が期待できます。さらに、この手法により、矯正治療に伴う一般的なリスクである歯根吸収(歯の根が短くなる現象)や歯肉退縮(歯肉が痩せる現象)なども軽減されます。
ピエゾ(超音波切削器具)
ピエゾ装置は、3次元の超音波振動を利用して、軟組織(歯肉・粘膜・舌)に損傷を与えることなく、硬い組織(歯や骨)のみを切削することができます。そのため、術後の腫脹も少なく抑えられます。外科処置に限らず、矯正治療にも使用することで、治療期間を短縮し、患者様の負担を軽減することができます。
ヘミオステオトミー
ヘミオステオトミー併用矯正は、骨を切削することで骨の強度を高め、治癒後により強固な状態になる性質を利用した治療法です。この方法では、歯の土台である骨の表面に微小なヒビを入れる外科手術を行い、その後骨が治癒する過程で歯を移動させる力を加えることで、通常よりも迅速に歯を移動させることができます。
オステオトミー(歯槽骨切術)
当院では、「オステオトミー法(歯槽骨切術)」に対応しています。この手法は、歯を支える歯槽骨そのものを手術して顎骨の土台から移動させる方法です。この治療法は、「治療期間をできるだけ短くしたい」という患者様の要望にも応えることができます。
すべての診療は事前予約制です
当院では、日本矯正歯科学会認定医の院長が、矯正治療を専門に担当しています。矯正歯科治療は、単に歯を整えるだけでなく、顔のバランスや適切な咬み合わせを考慮した歯科治療です。患者様の状況や希望に合わせて、幅広い治療プランを提案しています。まずはカウンセリングでお気軽にご相談ください。